はじめまして。今回のSTORYを担当させていただく宮井裕子と申します。
この度、和歌山への移住をサポートされている「わかやまLIFE」さんのしごと暮らし体験を通して、株式会社はまさとさんの仕事体験に参加させていただくことになりました。
3日間という限られた時間ではありましたが、5STAR MARCHEで取り扱われている農家さんの訪問に同行させて頂き、今回はブルーベリーとミニトマトをメインに育てられている海南市の中西農園さんで、これから始まるミニトマトの植え付けを手伝わさせて頂きました。
陽も陰り始めた夕方17時、今季のミニトマトの植え付けに中西さん夫妻始め近隣のみかん農家さんやパティシエさんなど、農や食で繋がる仲間の皆さんがお手伝いにと各々の仕事終わりに集合。訪問して早々、まずはそのような繋がりやコミュニティーがあることに驚いたと同時にとても良い関係性だなと感心しました。
そして本題の植え付け作業開始。
中西農園さんのミニトマトはハウス栽培。まずは、土づくりを終えられた畑に苗を等間隔に配置します。
言葉だけではたったそれだけのように思いますが、ハウスの中は40度前後。広いハウス内を中腰で素早く配置していくだけですでに全身滝の汗。作業的にも体力的にも慣れていない私はものの数分で農作業の大変さ(まだまだ入り口)を実感するのでした。
それを約8人で小一時間ほどで終わらせ一旦小休止。休憩時には中西さんの作られている瑞々しいシャインマスカットで糖分と水分を補給!これがまた美味しいのなんの、採れたてのシャインマスカットで栄養補給、なんて贅沢なんでしょう。
休憩を終えたら後半はいよいよ苗の植え付け。苗は配置されたパイプとパイプの間に等間隔で植えていきます。茎の先端付近に紐が張ってあり、茎は紐の外側(通路側)になるように整えます。
これで今季のミニトマトの植え付けが完了。
予定より1時間早く終えられたとのことでしたが、農家さんには作業によって人手が必要な時期というものがあり、だからこそ縦や横の繋がりは仕事を続けていく上でとても大切な要素なんだと実感しました。
ミニトマトが収穫できるのは11月〜翌年6月頃まで、これからはひたすら管理作業と収穫の繰り返しとのこと。いつでもスーパーにあると旬も知らなかったミニトマトのひと枝一粒を見る目が変わりました。収穫の時期が待ち遠しい!
今回の体験を通して、農作業の大変さだけではなく、地域や人、異業種の方々との繋がりを広げていくことなど、農業の継続や産地の発展において大切なことを新たに知る機会を頂けました。
中西農園さんは普段の農作業の様子などをこまめにSNSに投稿して下さっています。体験まではできなくても、その様子を見て知ることで、食に感心のある皆さんが「食べる」「美味しい」の向こう側のストーリーや景色に触れる機会に出会えると思います。
訪れる度、季節の豊かな食材に溢れる和歌山。産地産直、生産者さんとの繋がり。美味しさがより深くなる、気持ちが豊かになる食体験。
今回のストーリー制作を通して、5STAR MARCHEはそんな思いやストーリーをお届けしているのだなあと、改めて産直ECサイトについても考えさせて頂くことができました。そして何より、そのような想いや景色を少しでも感じて頂けることがあれば幸いです。
ライター:宮井裕子 食に興味があり、「わかやまLIFE」のしごと暮らし体験に参加。和歌山に移住を検討中。 |