暑さのなかでも丁寧に向き合う、いちじく農家の仕事
和歌山県でいちじくを育てるAOKI FARM & DELIさんを訪ねました。訪れたのは真夏のハウス。扉を開けた瞬間、ふわっとやさしい甘さを含んだ香りが漂います。中には、葉を大きく広げた木々がずらり。いちじくは低木に見えて、実はしっかりとした「木」になる果物。枝は横に這うように広がり、そこに実が次々とついていきます。その姿に、「いちじくってこうやってなるんだ!」と驚かされました。

「今年は暑すぎて、気温差があまりなくてね」と話してくれたのは、生産者の青木さん。いちじくは日中と夜の寒暖差があるとゆっくり育ち、味も乗ってくるそうです。でも最近は日が落ちても気温が下がらず、成長のスピードが急激になることも。天候が読みにくくなっていることが、毎年の栽培に大きく影響しているといいます。
ハウス栽培だからこその工夫と、広がる販路
AOKI FARM & DELIでは、ハウス栽培を採用しています。ハウスなら雨風の影響を受けにくく、病気のリスクも低いため、消毒や農薬を最小限に抑えることができます。また、鳥の被害からも甘い果実を守ることができます。その分、日々の水やりや気温管理など、細やかなケアが欠かせません。「今年は本当に水が足りない。毎日やってるけど、間に合わないくらいです」と、いちじくに向き合う日々を語ってくれました。


追熟しない果物だからこそ、収穫と梱包に想いを込めて
果物というと、「収穫後に追熟して甘くなる」と思っている方も多いかもしれません。でも、いちじくは違います。収穫された瞬間がいちばんの食べごろ。時間が経っても味は甘くならないため、「今、この瞬間のいちじくの美味しさ」をできる限りそのままお届けすることが大切です。
そこでAOKI FARM & DELIでは、特別な梱包にもこだわっています。使われているのは「いちじくのゆりかご」と呼ばれる、専用の緩衝材。デリケートないちじくの形をやさしく包み、輸送中の揺れや衝撃から守ります。届いたときにも傷がつきにくく、美しさと鮮度をキープした状態で楽しんでいただけます。

贈り物にもぴったりですが、もちろんご自宅用にもおすすめ。季節をまるごと味わうようなみずみずしさと、どこか懐かしさのあるやさしい甘みは、日々の食卓をちょっと特別なものに変えてくれます。
今しか味わえない、旬のいちじく
収穫はまもなく本格化。これからの数週間が、まさに旬のど真ん中です。朝採れのいちじくをその日のうちに出荷し、1日でも早くお届けすることを心がけているAOKI FARM & DELIさん。その想いとこだわりが詰まったいちじくを、ぜひ味わってみてください。
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AOKI FARM & DELIのいちじく(5STAR MARCHE)