和歌山の紀の川市にある「紀のファーム」さんを訪ねてきました。
5STAR MARCHEで現在販売中のあら川の桃は、まさに収穫の最盛期。
畑には、陽に照らされてうっすら色づいた桃がずらりと並び、まもなく収穫されるその瞬間を待っていました。
完熟だからこその香りと甘さ
紀のファームの桃の特徴は、とにかく完熟であること。
「完熟でないと、本当の香りや甘さは伝わらない」と話す園主の言葉のとおり、収穫のタイミングにはとても気を遣っておられました。
通常、桃は日持ちや流通の都合を考え、やや早めのタイミングで収穫されることが多いのですが、ここでは違います。
しっかりと熟した状態で朝に収穫し、その日のうちに出荷。市場などを通さず直接販売することで、時間のロスを最小限にし、鮮度と味をそのままにお届けできるのです。

「あら川の桃」のふるさとから
紀のファームのある紀の川市桃山町は、全国的にも名高い「あら川の桃」の産地。
その歴史は江戸時代にまでさかのぼります。紀の川がよく氾濫するため「荒川」と呼ばれていたこの地域。稲作には不向きな砂地の土壌が、実は桃の栽培にとても適していたのです。
今では「桃山町」という名のとおり、桃の町として知られ、シーズン中は県外からのお客さんで直売所に長蛇の列ができるほど。
この地域で生産され、品質が認められたものだけが「あら川の桃」と名乗ることができます。

上品な見た目の理由は「袋かけ」
「あら川の桃」のもうひとつの特徴は、その白く上品な見た目。
一般的な桃に比べ、全体がほんのり白く、桃の“お尻”の部分だけが赤く色づいています。
これは、収穫前に果実ひとつひとつに袋をかける「袋かけ栽培」によるもの。
袋をかけることで日光が当たる部分を限定し、色の付き方にコントラストを出すのです。見た目が美しく、贈答用やお供え用にもぴったりな理由がここにあります。

「おいしい」をまっすぐ届けたい
「おいしいものを作りたい」という想いのもと、間引きや整枝、収穫タイミングにいたるまで、手間を惜しまない紀のファーム。
今回の訪問を通じて感じたのは、「桃づくり」と「人の手」が生み出す確かな価値でした。
夏のごほうびに、自分へのご褒美に、大切な人への贈りものに。
この季節だけの完熟白鳳を、ぜひご賞味ください。
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お取り寄せ 紀のファームのあら川の桃 約2kg~