イチジクの魅力再発見!おいしいイチジクの選び方・食べ方
昔ながらの夏秋のフルーツ、イチジクのお取り寄せが人気です!お店に並べているうちに傷んでしまいやすいので、通常かなり早めに収穫されることが多いイチジク。産直でなら、陳列の期間を考える必要がないので、かなり完熟に近い段階で収穫・でお届けすることができます♩
近年、「完熟のイチジクは、未完熟イチジクと同じものだとは思えないほど甘い!」とのクチコミが広がり、一躍注目度が高まっている産直イチジク。同時期に流通する「巨峰」「マスカット」「桃」ほどの華やかさはありませんが、こっくりクリーミーな味わいがクセになる!と根強いファンも多いのがこの果物です。
今回はそんなイチジクの失敗しない選び方や、おいしい食べ方、嬉しい栄養素についても紹介していきます。まだイチジクをお取り寄せしたことのない方、必見ですよ!
目次
- 好みで選ぶ、イチジクの種類
- 完熟収穫がカギ!とろ~り濃厚イチジクの見分け方
- 魅力引き立つ!イチジクアレンジのすすめ
- 5STAR MARCHEのイチジク農家さんについて
- 5STAR MARCHEでも販売中!
1.好みで選ぶ、イチジクの種類
「イチジク」と一言で言っても、実は色んな種類が国内で流通しています。その中でも最もベーシックなのが、「桝井ドーフィン(ますいドーフィン)」。国内で流通している約8割はこちらの品種で、皮の色は赤く、しっかり大粒に育つので食べ応えも抜群です。
こちら「さわやかな甘さ」「控え目な甘さ」と表現されているのをよく見かけますが、個人的にはとろりと濃厚な甘さが特徴なのでは?と思っています。シナモンを思わせるような香りとクリーミーさがしっかりと感じられます。
農家さんに伺ったところ、「天気や熟し具合で、びっくりするほど味が変わる」というドーフィン。スーパーなどで陳列されているものから、良いタイミングで収穫されたイチジクを目で見て選ぶのは至難の業だそうです。
おしりの部分が割れているイチジクは、熟している可能性が高いそうですが、これも雨が続いて水分を含み、パカっと割れてしまった可能性もあるので見た目での判断はむずかしいですね。
近年、少しずつ目にする機会が増えてきたのは、こちらの「黄いちじく」。
ロングドゥート、バナナクイーン、バナッチ、バローネ、バナーネ・・・などと呼ばれているのはすべて、黄いちじくに分類されます。
フランスからやってきた品種で、とにかく糖度重視の方におススメの種類!ドーフィンはプチプチ感が強いですが、こちらはねっとりとバナナのような食感が特徴です。
お写真の黄イチジクは、紀の川市SKYSEA農園さんの「ホルモン剤未使用黄いちじく」。もともと小ぶりな品種なので無理に大きくさせることはせず、実が詰まってきたタイミングで収穫してくれるので、黄いちじく本来の風味が存分に楽しめます。
その他、「黒いちじく」も・・・
5STAR MARCHEにご参加いただいている農家さんの中には、「黒いちじく」を栽培されている農家さんも。
小ぶりな黄いちじくよりもさらに小ぶり。巨峰の粒くらいの大きさで、酸味がほとんどなく、とってもまろやかです!
まだまだ希少ですが、今年度は数個限定で販売できるかも・・・是非ご期待ください。
2.完熟収穫がカギ!とろ~り濃厚イチジクの見分け方
イチジクの特徴は、なんといってもそのクリーミーな風味ととろっと食感。
ただし、未完熟のイチジクはじゅくじゅくとしているだけでどこか水っぽかったり、酸味が強い割に甘さが感じられないことも。
おいしいイチジクを選ぶコツを農家さんに教えていただきました!
・赤イチジクは、ハリがあって底が割れているもの
・黄イチジクは、小ぶりで底が少しピンク色のもの
・黒イチジクは全体が均一に黒くなっているもの
このポイントを意識して選べば、失敗しづらいとのことです。ただし、これらの特徴が「追熟」(収穫された後に熟していく現象)によって出ているのか、完熟で収穫されてその状態なのかは見分けるのが困難です。
確実にベストなタイミングで収穫されたイチジクをゲットするには、信頼できる農家さんから直接取り寄せるのもひとつですね。
3.魅力引き立つ!イチジクアレンジのすすめ
他のどの果物とも似つかない、独特な甘さや風味のあるイチジク。海外ではサラダに入れたり、ナッツと合わせたりして食べられることも多いそう。
乳製品や塩味のある食材との相性も抜群なので、お好みのチーズや生ハム、ハーブと合わせてみるのもオススメです!
凍らしたり、ドライにしたり・・・!
すぐに食べきれない分は、皮のままくし切りにして冷凍庫へ!
食べる前に3分ほど常温に戻せば、プチプチ食感にしゃりっと食感が加わり、また新しいおいしさが味わえます♩
スムージーやミックスジュースに加えるのもオススメ。
もう一つおススメの保存方法は「乾燥」!市販の野菜干し網を利用して、晴れた日に好きな大きさにカットしたイチジクを干せば、3~4日でドライイチジクが完成します。イチジク農家さんの中には、ドライイチジクを商品化されている方も!
こちらも人気商品です。
4.5STAR MARCHEのイチジク農家さんについて
実は、国産イチジクの生産量がNo.1なのは和歌山県。イチジク専門農家さんはもちろん、他の果物を栽培する傍らでイチジクを生産されている農家さんもたくさんいらっしゃいます。
皮が薄く、流通がむずかしい上に、収穫するタイミングによって驚くほど味が変わってしまうイチジク。
5STAR MARCHEに参加されている農家さんは、そんな気難しいイチジクと向き合いながら、それぞれのこだわりを持ってイチジク栽培してくれています!
流通を味方につける、青木さんのイチジク
こちらは、イチジク最大の敵である「流通」さえも味方につけたハンモック梱包のイチジク。
ホルモン剤未使用、本来の味のイチジク
5.5TSARMARCHEでも販売中!
イチジク販売ページはコチラ
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さいごに
いかがだったでしょうか?和歌山が誇るソウルフルーツ「イチジク」の魅力を再発見していただけますと幸いです!
ライター:南村 真衣 ファイブスターマルシェ運営責任者。和歌山県内の生産者さんを訪問して魅力ある商品を発掘し、販売のサポートを行っています。 |